仕事の内容について教えてください。

私はクリニックや調剤薬局を訪問し、医療用医薬品の適正使用や流通状況に関する情報をお伝えしています。MSはルート営業が基本。だからこそ、いつでも「新鮮な情報をタイムリーに届ける」ことを意識して日々活動しています。
仕事を進める上で、製薬メーカーMRとの連携は欠かせません。たとえば、私たちMSが医師のニーズや医薬品への考えをうかがい、それを受けてMRがより専門的な製品説明を行う。このようなチームプレーがとても重要です。また成果が出るまでに時間がかかることもあります。私自身も、約1年間粘り強くご提案を続け、ようやく医薬品を採用していただいた経験があります。時間がかかっても諦めない「粘り強さ」こそ、MSにとって大切な力だと感じています。
医師の不安に寄り添い、困りごとを一緒に解決していく。その先にいる患者さんの治療を支えるお手伝いができることが、私にとってこの仕事の一番のやりがいです。日々の一つひとつの積み重ねが、患者さんの健康を守る力になる――。そう実感できる瞬間に、この仕事の誇りを感じています。

男性MSで「育児休暇取得第1号」
サポート・反応はどうでしたか？

「育児休暇を取りたい」という思いは以前からありましたが、営業職での取得実績がなかったため、どう進めればよいのか分からずにいました。そんな私の背中を押してくれたのが、上司でした。もともと何でも相談できる関係だったこともあり、率直に希望を伝えると、「こういう制度があるから利用してみたら？」と社内制度を教えてくださり、それからすぐに環境が整って、無事に育児休暇を取得することができました。
長期休暇となるため、お得意先への伝え方にも悩みましたが、「育児休暇を取ります」とお伝えすると、「いいじゃん！」「もっと長く休めばいいのに」と温かい言葉をかけていただき、とても安心したのを覚えています。復帰後には、医師や薬剤師の先生たちから「これからも頼むよ」と声をかけていただいたり、子育てについてアドバイスをいただいたり、会社だけでなくお得意先からも多くのサポートを受けられる環境に、心から感謝しています。